01 知ることからはじめん?
更新日:2025年3月6日
ティーンのためのAichi Librarians' Choice
あるく
愛知県内の図書館員が、ティーンのみんなにオススメの本を紹介するよ!第10号のテーマは「せかい!から戦争と平和、世界の国を知るから」
編集:愛知県公立図書館長協議会ヤングアダルトサービス連絡会
PDFファイルはこちらから→A・L・C あるく 第10号(冊子印刷用)
01 知ることからはじめん?
『世界の美しい色の祭り』 渡部 隆宏/著 エクスナレッジ 2018.7
世界には様々な祭りがあり、それは、地域に根付いた考え方や採れる農作物、信仰している対象などによって大きく変わります。この本を読んで「祭り」という一風変わった窓口から世界を覗いてみませんか?
本書では世界の祭りを見開き一ページでまとめており、目にも鮮やかで見ているだけでも楽しい写真と概要、解説でわかりやすく紹介しています。また、各祭りは色ごとに分けられており、南欧は情熱的な赤が目立ち、北欧は厳しい冬を感じさせるモノクロが目立つ…など、色から得られる印象と、地域の特色にもご注目ください!
(知多市立中央図書館 知多ゴリラ)
『アフターハイスクール 日本の中心で出会う多文化・多言語』 名古屋外国語大学出版会/編集 名古屋外国語大学出版会 2022.1
愛知には、世界と繋がるきっかけが実はたくさんあるって知ってた? 韓国語、フランス語、タイ語、アラビア語、中国語、ポーランド語、インドネシア語、イタリア語、ロシア語、ポルトガル語、ドイツ語、スペイン語、ベトナム語、英語…14つの言語を切り口として、世界の「今」の流行や文化、歴史についてスクラップブックのように紹介している本です。
名古屋市大須商店街でいくつの言語が見つかるか、探すのが楽しみになるかも。
(愛知県図書館 きりん)
『世界がもし100 人の村だったら』 池田 香代子/再話 C.ダグラス・スミス/対訳 マガジンハウス 2001.12
世界というと大きすぎてピンとこないけれど
「100人の村」に縮めると、急に身近に感じませんか?
世界の現状が、シンプルな言葉で分かりやすく語られます。
ストレートな表現にハッとさせられます。
自分が目にしているのは、世界のほんの一部なんだと…。
20年ほど前に大きな話題になった本です。
それから世界はどう変わったのか? 変わらなかったのか?
考えてみませんか。
(武豊町図書館 ぴっぴ)
『ことばにできない宇宙のふしぎ』 エラ・フランシス・サンダース/著・イラスト 前田 まゆみ/訳 創元社 2019.7
「I am made from CARBON.(?)私たちの体は実は星くずでできています」と語りかける著者によれば、「永遠の真実はない-It won't be TRUE Forever」(?)
宇宙の一部から出来ている世界は、どこから戦争へと向かってしまうのか。
宇宙について考えていくことは、実は人間について、世界について考えを深めていくことかもしれません。
太陽を食べながら(?)ね。
(?は第一章、?は最終章、?は第二章の章題です。)
(愛知県図書館cotton100%)