朗読協力員のページ
更新日:2025年6月3日
朗読協力員養成講座【拡大講座】を開催します!
愛知県図書館では、7月より実施する朗読協力員養成講座(全21回予定)のうち、下記の講座について、県内公立図書館・公民館図書室、及び点字図書館等施設の職員、音訳ボランティア等の方も御参加いただける拡大講座として開催いたします。
記
1.日時
2025年7月10日(木曜日)午後1時30分から3時30分まで(受付:午後1時から)
2.会場
愛知県図書館 5階 大会議室(名古屋市中区三の丸一丁目9番3号)
3.内容
講演「音ボラネット『藤田が来る!』」
講師 藤田 晶子(ふじた まさこ)氏(全国音訳ボランティアネットワーク代表)
講師プロフィール
視覚障害者への情報提供の一つである音訳のボランティア活動に長年にわたって取り組む。2007年6月に全国音訳ボランティアネットワーク(略称:「音ボラネット」)を設立。全国に散在する音訳活動に携わる個人・団体のネットワークを構築し、視覚障害者への支援活動を行っている。
現在は音ボラネットの代表を務めるとともに、同団体のホームページで音訳に関する様々な活動を自ら全国を駆け巡って取り上げる「藤田が行く!」を連載中。
講師より
「緊急アラート鳴り響く音訳」について、音訳者、図書館員のみなさんと問題を共有し、次に進みましょう。
4.対象者
(1) 県内公立図書館・公民館図書室、及び点字図書館等施設の職員
(2) 上記(1)の施設で音訳ボランティア等として従事している方
(3) その他音訳に興味のある方
5.申込方法
以下の申込フォームからお申込みください。
拡大講座申込フォーム
6.募集定員
60名
7.申込期限
2025年6月29日(日曜日)
ただし、期限内であっても、募集定員に達した時点で申込みを締め切ります。
8.その他
当日愛知県図書館は休館日のため、駐車場は利用できません。公共交通機関をご利用ください。また、正面玄関は施錠しております。図書館北側の通用口よりお入りください。
当日のオンライン配信及び後日配信はありません。
9.問合せ先
愛知芸術文化センター愛知県図書館 サービス課児童・AV・障害グループ
〒460-0001 名古屋市中区三の丸一丁目9番3号
電話 052-212-2323 内線 725-131、725-170
FAX 052-212-3674
皆さまの御参加をお待ちしております!
朗読協力員とは
愛知県図書館 視覚障害者資料室に登録し、視覚障害・その他視覚による表現の認識に障害のある方々のために、 対面朗読や録音図書の作成などを行っていただく、有償のボランティアです。
活動内容
1.対面朗読
利用者の希望に応じて、対面で資料を朗読します。
愛知県図書館内にある対面朗読室での朗読のほか、2021年からは図書館のパソコンと利用者のご自宅のパソコンやタブレット等を繋いで、オンラインでの朗読も行っています。
対面朗読
オンライン対面朗読
対面朗読 / オンライン対面朗読
2.録音図書の作成
利用者の読みたい図書が音訳(注意:)されていなかった場合は、リクエストを受けて録音図書を作成します。
朗読協力員には、用語の読み調査から図表の説明原稿の作成、録音、編集、校正を行っていただきます。
注意:音訳…文字や図表などの情報を音声にすること。
パソコンを使った録音作業
1つの録音図書を完成させるのに、半年から1年ほどかかります。
製作した録音図書は、リクエストをした利用者だけでなく、視覚障害者等情報提供施設間のネットワークを通して、全国の希望者へ届けられます。
2022年度は1年間に27点の録音図書を作成しました。
活動中の朗読協力員の声
2023年4月現在、愛知県図書館では36名の方が朗読協力員として登録してくださっています。
協力員のみなさんに活動への思いや心に残った経験等を寄せていただきましたので、ご紹介します。
朗読協力員の”活動期間”だけはずい分長くなりました。
けれど対面朗読や音訳で一冊の本を仕上げたあと、心にうかぶのはいつも反省の弁ばかりでした。でもここで年月が味方してくれ始めます。少しずつ経験を積んでいく中で積もってきたものが、自分に力をくれるようです。
だから”今度こそ!”と新しい音訳の調査にとりかかります。
(活動 1993年から)
微力ながら、どなたかの役に立つことができてうれしく思っています。
また、音訳した図書への利用者の方からのお手紙には励まされることも多いです。
学ばせていただくこともたくさんあり、協力員ならではの充実感を抱いております。
(活動 2009年から)
この他にもたくさんの声を寄せていただきました。 →続きはこちら
朗読協力員になるには
朗読協力員として活動していただくためには、当館が開催する朗読協力員養成講座を受講いただく必要があります。
養成講座は、
- 明瞭で聞き取りやすい朗読を行うための知識と技術
- 正確に意味を伝えるための調査力・説明力
- デジタル録音・編集を行う機器操作技術 …など、
朗読協力員に求められる知識・技術を習得していただくための講座です。
注意:これまでに朗読協力員養成講座は、平成2年度、3年度、4年度、9年度、20年度、令和3年度の6回行われました。
2025(令和7)年度の朗読協力員養成講座の申込みは終了しました。