最近出版されたおすすめの本 小学校5・6年生むけ
更新日:2025年3月6日
本のなまえをクリックすると、貸し出し中かどうかなどがわかります。
夜明けをつれてくる犬
吉田 桃子 著 Naffy 装画 講談社 2021.4
人とうまく話せず、友だちがいない小学5年生の美咲。唯一の友だちだった飼い犬・レオンの死をなかなか乗り越えられずにいたある日、通学路のお花屋さんで、レオンそっくりの犬を見つけます。
池田菊苗 うま味の素「グルタミン酸」発見
清水 洋美 文 里見 和彦 絵 汐文社 2021.3
「日本人の栄養状態を改善したい」と願い、「日本の十大発明」の一つといわれる「うま味」成分・L-グルタミン酸ナトリウムを発見した研究者・池田菊苗の伝記です。
カカ・ムラドからナカムラのおじさん
ガフワラ 原作 さだ まさし [ほか]訳・文 双葉社 2020.12
中村哲さんは35年間にわたり、アフガニスタンで病気や水不足に苦しむ人々を救い続けた医師です。干ばつにより、水がなくなり、 そのせいで病気により亡くなる人が増えていくのを見て、中村さんは川から水を引くために、用水路を掘ることを決意します。 全くのゼロからのスタートでしたが、中村さんは本を読んで勉強し、自ら設計図を作って進めていきました。
彼方の光
シェリー・ピアソル 作 斎藤 倫子 訳 偕成社 2020.12
11 歳の黒人奴隷の少年サミュエルは、親代わりの年老いた黒人奴隷ハリソンから、カナダへの逃亡を告げられます 。二人は北を目指し、自由になるための旅をすることになります。160 年ほど前のアメリカを舞台に、実話をもとに描かれる黒人奴隷の逃亡物語。
イッカボッグ
J.K.ローリング 著 松岡 佑子 訳 静山社 2020.11
コヌルピア王国は、小さく豊かな国でした。フレッド王は、スピットルワース卿とフラプーン卿に頼りながら、気楽に国を治めていました。国の北側マーシランドには、恐ろしい怪物イッカボッグの伝説がありました。でもそれは伝説で、本当に怪物がいるとは、誰も思っていませんでした。 しかし、嘆願の日に、王様は北からやってきた羊飼いから、イッカボッグが本当にいるから罰してほしいと言われます。
ゾウは足音を立てずに歩く
小泉 祐里 著 双葉社 2020.10
ゾウやキリンなど、動物園ではおなじみの動物たち。でも、じっくり観察するとおもしろい発見がいっぱい。動物たちの体のつくりやしぐさには、自然界で生き残るための、さまざまな工夫がつまっています。上野動物園の解説員が、動物たちの秘密をわかりやすく紹介しています。
雪山のエンジェル
ローレン・セントジョン 作 さくま ゆみこ 訳 評論社 2020.10
マケナはナイロビで両親と幸せに暮らしていました。ところが、両親は感染症のため帰らぬ人に。孤児となったマケナは、スラム街で暮らし始めます。生きることだけで精一杯の日々が続きますが、「人生にはいやなこともあるけど、毎日3回の魔法の瞬間がある」と語るスノウに出会い、友情を育みます。
ブラックホールの飼い方
ミシェル・クエヴァス 作 杉田 七重 訳 小学館 2020.10
ステラは11歳。ボイジャー2号にのせるゴールデンレコードに、亡くなったパパの笑い声を入れてもらうため、NASAに出かけます。その帰り道、ブラックホールに後をつけられます。ステラはそれをラリーと名づけ、部屋で飼うことにします。ラリーは、ステラの要らないモノや嫌いなモノ、忘れたいモノを全て飲み込んでくれます。
ウルド昆虫記バッタを倒しにアフリカへ
前野ウルド浩太郎 著 光文社 2020.5
昆虫学者をめざしていた若き博士は、「バッタに食べられたい」という子どものころからの夢を叶えるべく、ひとりサハラ砂漠に向かった!日本ではほとんどバッタの被害はないが、アフリカではバッタが大発生して農作物を食い荒らし、深刻な飢饉を引き起こしている。それを食い止めるため、サハラ砂漠で野宿をしながら、バッタの生態を観察することに。