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01 感動でジーン

ティーンのためのAichi Librarians' Choice
A・L・C  あるく


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愛知県内の図書館員が、ティーンのみんなにオススメの本を紹介するよ!第13号のテーマは震える!
編集:愛知県公立図書館長協議会ヤングアダルトサービス連絡会

PDFファイルはこちらから→A・L・C あるく 第13号(冊子印刷用)

01 感動でジーン 

おばけ.svg モンスター・チャイルド イ・ジェムン/著,山岸 由佳/訳 評論社 2025.8

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プロローグを読むとこれは怪獣の物語?怖くて震え上がる?
でも違うんです!内なる自分と向き合う物語。
抑え込んでいたもう一人の自分(感情)が解き放たれた時、主人公のハニの全身から溢れてくる幸福感に心打たれます。初めて本当の自分と向き合うときの震えは喜びに満ちていてほしいな。
未知の事に恐れ震えるのではなく、向き合う事、どう受け入れるかを考える事の大切さをハニとヨヌが教えてくれます。

(あま市美和図書館 Bamusemam)

おばけ.svg 記憶アパートの坂下さん いぬじゅん/著 PHP研究所 2024.7

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「メモワール」というアパートの管理人坂下さんは見たこと、聞いたことを決して忘れない『超記憶症候群』の持ち主。そんなアパートの住人たちはみな記憶に関する悩みを抱えています。事故に遭い記憶喪失の男子高校生、前世の記憶があるOL…。住人たちは、はじめなんでも覚えている坂下さんのことを羨ましいと思いますが、つらい思い出まで鮮明に覚えているのは本当に幸せなことなのか…。そんな坂下さんは持っている記憶力を使って、住人たちの悩みを解決していきます。住人たちの悩みの真実を知るたび心が熱くなります。

(田原市中央図書館 くまたろう)

おばけ.svg きみの声がききたくてオーウェン・コルファー/作,P.J.リンチ/絵,横山 和江/訳 文研出版 2020.7

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ひどい虐待を受け保護された子犬のオズは、少年パトリックの飼い犬となりますが心を閉ざしたまま、吠えることもしません。パトリックはオズに寄り添い懸命に話しかけます。少しずつオズが心に負った傷を乗り越えていく姿を見て、パトリックも勇気をもらいます。しかし両親が離婚するかもしれないと聞いたパトリックが今度は心を閉ざし、ある決断をします。
物語はオズとパトリック、両方の視点で書かれていて、お互いを思う気持ちにじーんとします。

(田原市図書館 こつめ)

おばけ.svg本と鍵の季節米澤 穂信/著 集英社 2018.12

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堀川次郎と松倉詩門は高校2年生の図書委員。利用者のほとんどいない図書室で図書当番を務めています。ある日、図書委員を引退した先輩に、亡くなった祖父が残した金庫の鍵番号を探り当てて欲しいと言われ……。
その他、テスト問題の窃盗事件や亡くなった先輩が最後に読んだ本探しなど、放課後の図書室に持ち込まれる謎に二人が挑む全六編の連作短編集です。短編集のため読みやすく、一編一編の物語の最後には驚きで「震える」展開が待っています。読んだ後は少し切ない気持ちになる青春ミステリー小説、ぜひ読んでみてください。

(東海市立横須賀図書館 N.M)

おばけ.svgストーリー・セラー有川 浩/著 新潮社 2010.8

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この本は落花生1号がリアルティーンズのときに、実際に読んで震えた本です。
ある困難に立ち向かう夫婦のお話ですが、当時中学生だった1号はこの本のあるページを開いた瞬間、涙が溢れて止まらなくなりました。本を読んで震えるほど泣いた経験はこの本が初めてでしたが、それほど強い衝撃を受けました。お互いを思い合う夫婦の強い愛に、心震わされる物語です。
単行本の装丁も素晴らしいので、ぜひ一度手に取ってみてほしいです。

(岡崎市中央図書館 落花生1号)

おばけ.svgモーリスフォースター/著,加賀山 卓朗/訳 光文社 2018.6

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舞台は20世紀初頭のイギリス。主人公モーリスは、周りの期待や社会のルールに縛られる自分と格闘しながら、「自分は誰なのか」「どう生きたいのか」を探し続け、最終的に「人と違ってもいい」「自分の気持ちを信じていい」と決断する、本当の自分を見つける物語です。100年以上前に書かれましたが、テーマは今も新鮮で、会いたくて震える心情が疑似体験できます。

(愛知県図書館 うきょう)